2024/02/07 16:32

最近は筋肉筋肉ばかり社内でもいっています。


HMBの外にも筋肉によい原料はないかをいつも探しており、1つ見つけましたのは以前いったかもしれません。
まだ何かは秘密ですが「筋肉」「肝臓」「脳」の健康を維持する原料になります。これもHMBと同じく代謝産物です。

さてそのような中で、弊社の管理栄養士のサクサクが主題の資料を見つけてくれました。
以前から私はネスレの研究の「理想的な体型を維持すると、大型犬で寿命の中央値が2年変わる」というお話をしていましたが
今回も同じようなラブラドールレトリーバーの個体のBCSを2~4で維持した際の長期的な研究になります。

内容を抜粋させていただきます。

【研究目的】
研究開始時に年齢中央値が6.5歳で、同様の住居と管理条件下で飼育されている39頭(雄12頭、雌27頭)の血統書付き成体去勢ラブラドールレトリバーの寿命と死亡原因を明らかにすること。
3か月ごとに食事の量を変えることで、BCSスコアを 5 段階評価で 2 ~ 4 の間に維持。

【研究結果】
研究開始から10年後に犬は3つの寿命グループに分類されました。
①期待寿命 13頭(33%)(9歳以上12.9歳以下)
②長寿 15頭(39%)(13歳以上15.5歳以下)
③例外的な長寿 11頭(28 %)  (15.6 歳以上)  さらに5 頭はまだ生存していたそうです。

体重は9歳まではすべての寿命グループで同様に増加し、その後9歳から13歳にかけて、③の犬は体重が増加、①②の犬は体重が減少。
13歳以降は③も同じように体重が減少しています。
なお、③のグループは体重の最大重量㎏が①②よりも軽く、そして最大重量になるピークが①②よりも遅い年齢なことも特徴です。

また、13歳までの①と比較して、②と③の両方において、脂肪増加率と除脂肪率の変化はより緩やかで、脂肪:除脂肪の変化は小さい。
総骨ミネラル密度は、②と③の犬と比較して、①の犬の方が有意に低かった。

【結論】
この研究により生涯にわたる除脂肪体重の維持と体脂肪の蓄積の軽減が、長寿命を達成するための重要な要素であることが示されたと結論付けられています。
この結果は、予想される品種寿命をはるかに超えて生きるためには、高品質の栄養面と適切な飼育およびヘルスケアの組み合わせが重要であることを示唆すると。
 なお、39頭中 89.7 % が12 歳まで生存し、28.2 % が15.6 歳以上という例外的な寿命に達しています。


やはり長く生きるためには「筋肉を維持し、脂肪の蓄積をさせないこと」が重要であり、もちろんそのためには質の高い食事、適切な飼育、ヘルスケアが重要です。

ちなみにフードはドライフード。
ライフステージに合わせユーカヌバ®シニア メンテナンスと同じ栄養成分を含むように作成されたそうです。
動物性タンパク源を主とし、バランスの取れたオメガ6/3脂肪酸、L-カルニチンを配合し低GIの炭水化物原材料を使用。
抗酸化物質のビタミンEとベータカロテン、ビートパルプとプレバイオティクスのフラクトオリゴ糖も組み込まれています。
また、歯石の蓄積を軽減するために、ドライフードの外側をヘキサメタリン酸ナトリウムでコーティング。

【原材料】
チキンミール、チキン副産物ミール、トウモロコシ、ソルガム、大麦、鶏脂、フィッシュミール、フレーバー、ビートパルプ、卵、ビール酵母、フラクトオリゴ糖、ヘキサメタリン酸ナトリウム、亜麻仁、L-カルニチン、ミネラル類、ビタミン類、その他

【保証分析値】
粗タンパク 24.7% 粗脂質 15% 粗繊維 2.1% 粗灰分 7.0% 水分 7.5%
ビタミンE (IU/kg) 328 β-カロテン (ppm) 39 GE g (kcal/kg) 4695
オメガ6:オメガ3 9:1