2025/01/09 10:03

Dr.Wysongはエピジェン90を発売した際「キブルの進化はここで止まる」といいました。
これはキブルにおいて、動物性タンパク源を90%使用し、獲物の体組成の平均値にミートし、スターチフリーという遺伝学的に適正なフードを作り出したからです。

しかし、Dr.Wysongはこういっています。
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これは完璧ではなく、キブルには克服できない欠点があります。
また、キブルは動物栄養学の歴史における最大の失敗とも言えます。

なぜなら、キブルはそもそも栄養価が高かったわけではなく、生物学的に適切に設計されたものではありませんでした。
その目的は製造者にとって利益をもたらし、飼い主にとって便利なものでした。
キブルはその要求に合致し、今も合致しています。

比較してみましょう。

◯イヌ/ネコの自然下での食事は生食である。/キブルは高度に加工(調理)されている。
◯イヌ/ネコの自然下での食事にはでんぷんは含まれていない。/多くのキブルフードはでんぷんを主成分としている。
◯イヌ/ネコの自然下での食事は、肉、内臓、腱、血液などが含まれている。/キブルはこれらの成分はあまり含んでいない。
◯イヌ/ネコの歯の構造と顎の仕組みは、獲物に咬みついたり、引き裂いたりするために設計されている。/キブルはカリカリと噛む必要がある。
◯イヌ/ネコの自然下での食事は変化に富んでいる。/キブル食はほとんどの場合、同じもののみを与えられている。

つまり、キブルには最初から欠陥があったということです。今でもそうであり、これからもそうです。
多くの飼い主は完璧なキブルを求めますが、これは不可能なことなのです。

私たちの立場からすれば、重要なことは完璧なキブルを作ったと飼い主を納得させるかではなく、むしろいかにして問題点に対処するかなのです。

キブルがペットフードの形態として普遍的に受け入れられている今、私たちはこの問題にどう対処すればよいのでしょうか。
私たちにできることは何でしょうか?
どうすれば本質的に不自然なものを、より自然にすることができるのでしょうか?

エピジェン90はそのための誠実な試みです。
丸い穴(生物学的に適切な栄養)に四角い釘(キブル)をはめ込む。
エピゲン90で私たちはこれを可能な限り達成しました。

もちろん完璧ではありません。
それでもキブルには先にお伝えした克服できない欠点があるからです。

しかし、確かなことは一つあります。
キブルの進化はここで止まります。

Dr.Wysong談
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そもそもDr.Wysongは自然下で狩る獲物以外の食事は妥協と考えており、
いかにその妥協を最小限にするか、妥協の中でいかに本来の食事を再現するかと追究しています。

そこで生まれたのが獲物の体組成を再現したスターチフリーのエピジェンです。
さらに2010年というグレインフリーがアメリカで流行になり始めたころに、一歩先を行くスターチフリーを発売しています。

Dr.Wysongは常に理想を追い求め、それをいかに具現化するかを考えています。