2024/01/16 09:43

ペットフードにおいて、日本でも「穀物不使用」「グレインフリー」が市民権を得たように感じます。

大手ペットショップチェーンでは「穀物不使用」フード棚が増え、「穀物使用」フードの棚が減ってます。
では単純に「穀物不使用」フードが「穀物使用」フードより優れているのか?というと決してそういうわけではありません。

「穀物不使用」であっても、芋、豆、タピオカといった炭水化物は使用しています。
米や麦、とうもろこしであろうが芋や豆であろうが「デンプン」はデンプンです。
「穀物不使用」「グルテンフリー」といった表現がすなわち「肉が多い」「ナチュラル」であることを示すわけではないのです。
また、「穀物不使用」=「高タンパク、低炭水化物 or 炭水化物不使用」ではありません。


「穀物不使用」ですと、ついよさそうと思ってしまいがちですが、一緒に気にしていただきたいのは保証分析値です。
上でお伝えした通り「穀物不使用フード」でも「穀物使用フード」よりも粗タンパク質が低いケースも多々あります。

アレルギーを気にされての「穀物不使用」であればそれでもよいと思いますが
「穀物不使用」フードをなぜ自分は選んでいるのか?を考えてみますと
また新しい視点でフード選びができるのではないかなと思います。